許し

マシューさんは天界から見えることを、母親を通じてチャネリングしますが、一般の人からの質問も受け付けます。そんな質問の一つに、残忍な極悪人でも許すのか、と言うのがありました(2022103日、221003)。マシューさんは良く、許すことは大切だと言いますので、それに対する質問なのでしょう。そのと問いに対してマシューさんは基本的なことを説明した後に

「つまり許すとは、人の「行為」自体をその人の魂自身、神である自身などの神聖な部分から切り離して考え、その魂を非難しないことができる、魂の本能的な理解力なのです。それは、瞬間的な感情の反応ではありません。つまり、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたときの母親の感激とか、山林で迷子になり、恐ろしい三日間を過ごした後に山林を出たハイカーの安堵感、困難な仕事を完遂するために支援をもらったときの感謝の念のようなものとは違います。許しの中身は同情や理解ですので、どちらかというと徐々にやってくるものです。それは、人の有害な行為や不道徳な行いを、我慢することや見逃すという意味では決してありません」と述べています。



要するに「罪を憎んで人を憎むな」と言うことなのでしょう。人は魂であり、魂は神の一部ですし、行動は、普通その人の意識(顕在意識)が起こすので、人と、行為を区別するのは納得です。



人は生まれてくる前に、自分でどのような人生を送るか決めます。その時にその協力者となる家族、友人、それに自分に悪さをする人たちとも相談するようです。一番ひどいことをする役割をしてくれる人に、その人の魂レベルでの親友がなることが多いと言います。他の人がやりたくない嫌われ役を引き受けるくらい仲が良いということなのでしょう。ですから、私に嫌なことをされたときには、感情的にはむっとしますが、この人は約束した役割を演技しているだけだと思うと「許す」ことができるのです。