ある二人のヒーラー

私はQHHTプラクティショナーなので今まで、セッションの一部として数十人の人に退行催眠を行ってきた。そのどの過去世に行ってもそこの場所の様子や生活ぶりは様々あり興味深い。石器時代と思われる洞窟の外で、狩りに出かけた夫を待つ人もいたし、小さな川に落ちて亡くなった人もいる。しかしそうした話のほとんどは憶えていない。すぐ忘れてしまうのだ。よほど印象が深かった話しか思い出すことはできない。

 

印象深い話としてはかなり進化した人が二人いたことだ。一人はどこかの銀河の太陽の一部であった人だ。どこにいるかと尋ねたら、しばらく返事はなかったが、何かひまわりのようなものの中にいると答えた。さらに質問を続けてやっとそれは太陽であることが判明した。彼女はその太陽の一部で本を書くために地球に来たそうだ。

 

もう一人は宇宙の管理を務める評議員の一人だ。地球の状態を自ら確かめたくて人間として転生してきたらしい。セッションの最中にそのことを知ると感動するし、その人からいろいろ聞きだすようにしている。だが、QHHTセッションでは過去世を見ることが目的ではないので、先に進んでクライアントの守護神に接触しないといけない。なので、興味本位の質問ばかりを続けるわけにはいかない。

 

二人に共通していることはヒーラーであることだ。つまり普段は地球の人たちに癒しを与えたり、体の不調を整えているのだ。世の中にはいろいろなタイプのヒーラーが大勢いるが、そのうちの何人かは、この二人のようにかなり進化した魂の人もいると思う。私が確認できただけでも二人いるのだから、その数はかなり多いと思っている。

 

私のように繰り返して何度も地球に転生してくる人たちの目標は、いろいろ経験し、カルマを解消することだと思うが、上記の二人にはカルマがない。初めて地球に来るからだ。では彼女らの目的は何だろうか。一人は評議会に報告するための地球の情報収集で間違いでないと思う。もう一人は本を書くことだというが、その本は啓蒙的なことだと私は推測している。ドロレス・キャノンやマシューさん、その他の天界からメッセージを受け取る人たちは、地球救済のために大勢の人たちがボランティアとして別の惑星から地球に来ていると言っているので、彼女もそうしたボランティアのうちの一人である可能性はかなり高い。彼女のセッションを行ったのは78年前だ。もう本を書いたのだろうか。今調べたところ、彼女の名前で書かれた本はまだ出版されていないようだ。いつか読んでみたいものだ。